
5Gとは?4Gとの違いは?オリラジ中田氏による動画説明を要約
最近ニュースなどに登場し、世間で話題になっている「5G」という言葉。5Gとは通信速度がとても速くなる! 4Gよりもすごい! などといったイメージをもってる人が多いのではないでしょうか?ここでは、5Gの仕組みや良い点について簡単に説明していこうと思います。
5Gに関する本などが出ていると思いますが、それを面白くわかりやすく説明している動画があったので、紹介させていただきます。
↓ YouTubeにて、オリラジの中田さんによる解説です! ↓
「中田敦彦のYouTube大学」というチャンネルで、世界史、文学、経済などの授業をアップしています。チャンネル登録数は100万を超えていて、なんと言っても解説がわかりやすい!そしておもしろい!
そのため、5Gについて知りたいけど本を読むのは面倒だ、ニュースを見てもあまりよくわからない、という人におすすめです!
動画は前編・後編に分かれており、1つの動画30分ほどで見ることができます。
これを見れば5Gについて理解できる!
「【経済】5Gで世界は変わる!インターネットが普及した時以上の変革が起きる〜前編〜」
オリラジ中田の動画をさらに要約!
4Gから5Gに変わると、「もう世界が、世間が一変しちゃう!」
携帯電話が登場したとき私たちがびっくりしたように、その驚きを遥かに超える変化の時代がやってくると言われています。
この動画では、亀井卓也さん著の「5 Gビジネス」という本をわかりやすく説明してくれています。
まず5Gとは何なのか。それは、5 Generation の略です。つまり、第5世代 ということです。第5世代の移動通信システムは以下のとおりになります。
第5世代の移動通信システム の変遷
1G 1980年 携帯電話
2G 1990年代 メール
3G 2001年 iモード、ezweb
4G 2012年 動画、スマホゲーム
(2019年4月3日 米&韓 世界初5G)
5G 2020年 ???
1980年、第1世代(1G)が始まり携帯電話が登場します。当時は、アナログ電波により電話機能が利用でき、サイズ感がかなり大きめの携帯電話でした。
その第1世代では、携帯電話でメールを打てるという発想がまずなかったのです。
しかしそれはできるようになります。1990年代にはメールが打てるようになったり、音質が良くなったりしました。電話をしなくてもメールで済ませられる。これが第2世代(2G)です。
その後の第3世代では、メールの他にi モードや easy web といった情報のプラットフォームが見れるようになります。それまでは通信しかできなかったけれども、情報検索もできるようになっていきました。
しかし、通信速度が遅かったり、画像がすぐに表示されないなどと、重くなってしまうことが欠点でした。
そのため、さらにたくさんのデータが必要とされました。そこで現れたのか4Gです。
第3世代の時には、第1世代の時には想像つかないくらいコンパクトな、iphone3G というスマートフォンがすでに作られていて、これは4Gを受け入れるデバイスでした。
このように準備が整ってる中でいよいよ第4世代、4Gの時代が来ました。そしてスマートフォンのおかげで出来るようになったことが爆発的に増え、3Gの時代では想像できないような、動画やゲームなどのリッチコンテンツまでスムーズに扱えるような時代になりました。
では、その先の5G、みなさんは想像できますか?これを想像できるかできないかで次の時代をどう生きるかが変わるんだ。
スマートフォンが登場した当時から、スマホで何をしようか、どんな可能性があるか、そういう事を考えていた人たちが、今仕事でものすごく出世したりビジネスを当てたりしているのだ。
そのため次の未来が見えていれば、全然違う成功がつかめるってことなんですよ。と中田さんは語ります。
そのため、私たちも未来を見据えて5Gを学んでいく必要があるのです。
5Gの3つチェックポイント
- 高速大容量通信
- 超信頼・低遅延
- 多数同時接続
1つ目は、言葉通り、ハイスピードで大量のデータ通信が可能ということです。
2つ目の超信頼は、4Gでは時々起こるようなトラブル(例えば電波の関係で画面が止まったり落ちたりということ)がほぼなくなるということです。
そして低遅延は、人間では判断できないくらいのほんの少しの遅れが生じる、つまり全く遅れることがないということだそうです。
そして3つ目の多数同時接続、これは1個のWi-Fiで多数同時接続をしてもスムーズに使えるということです。現在は、人が密集している場や、災害時に電波がつながりにくくなりますが、そのような心配がなくなるわけです。
いつから5Gが使えるの?
日本では2020年から5Gを導入するそうです。
2019年4月3日に、アメリカと韓国ではすでに5Gが始まっています。なぜ日本はまだなのでしょうか。
アメリカと韓国は、世界初で5Gを取り入れるというところにこだわっています。そのため、両国の会社同士が争い、無理をしながら世界初に到達したのです。無理をしているため、5Gによって出来ることを全て取り入れているかというと、取り入れられていません。
5Gも急にすべて同時に始められるわけではなく、準備を重ねる必要があります。分野ごとにわけて少しづつレベルをあげ、また分野を広げ、レベルを上げて…というように地道に少しづつ5Gに移行していきます。
そのため、アメリカや韓国では5Gが始まってはいるけれど、完璧な状態ではないということです。
その上で日本は焦る必要はないと、紹介された本に書いてあるそうです。
なぜ5Gは完璧ではないのか?
5Gは以前までの技術革新と、全く違う革新のタイミングだと言われているそうです。
どの点が違うかというと、1Gから2G、2Gから3Gに変化するときには、困っていること(問題)が何かあり、その問題を解決するというシンプルな技術革新でした。(例えば、音質が悪いからその改善をするための技術革新をして、1Gから2Gになる、といったことです。)
ところが、現在の4Gの段階で、通信に関しては利用者がほぼ満足しています。つまり、需要をある程度満たしているということです。
その上で5Gというのは4Gよりさらに高度なことができるようになるのですが、具体的に何ができるか、どう改善したいかという説明が非常に難しいそうです。
言い換えれば、5Gには大きな可能性があるということです。そのため、いまあるすべての問題の潜在的なものまでも気づかないと改善しようがないため、5Gは完璧ではないのです。
現在の4Gにおける潜在的需用の発見も課題であるので、日本ではその準備も含めて2020年を照準にしてるので焦る必要はないというわけです。